勝利チームを訓練する--パート5: 感謝とバラエティー!

Maria
March 3, 2006

Table of Contents

GN 1167 FD/MM/FM

マリア3584 7/05

このGNはホーム全体で一緒に読んで下さい。

愛するファミリーへ、

1.皆さん一人一人を心から愛しています。「勝利チームを訓練する」シリーズでまた皆さんと会えてとてもうれしく思います。これまでに受け取ったGNを楽しみ、カウンセルを実践して御言葉を適用し、ホームをより良くするためのチェンジを実施できたよう祈ります。

2.このGNでは、私たちの夫である主とダッドが、二つのとても大切なテーマについて語ってくれます。一つはホームで感謝を示すことの重要性について、もう一つは、ホームにおいて人員のバラエティー、好み、好き嫌いなどのバラエティーがあることが有益で、実際必要不可欠である理由についてです。これらのテーマは、このシリーズですでに扱った他の事柄に比べれば些細に思われますが、幸せで生産的な勝利チームを持つには欠かせない要素なのです。

3.真に感謝され、愛されていると感じるなら、人々は幸せになり、素晴らしい貢献者かつチーム・プレーヤーとなります。ホームに子供やシングル、親や若者、年長の人たち、また世界の様々な国の人々といった可能な限りのバラエティーがあると、バランスの良いホームとなり、一人一人が貢献することでホーム全体が強まり、引き立てられ、イエスのための人生が興味深く楽しく、また実り豊かになるのです。

4.私はしばらく前から感謝というテーマについて考えていました。ファミリーが本来すべきほど互いに感謝し合っていないのを懸念していたのです。おそらくその習慣がなくなったか、プライドが高いのか、怠惰になったのか、あるいは単にそれがどれだけ大切かに気づかなかったのでしょう。必要というよりは贅沢と見る人もいます。私はずっとこれについて何かをし、感謝革命を起こしたいという重荷を感じていました。もしかしたらこのGNのメッセージがそれを実現してくれるでしょう。そう祈ります。

5.愛するファミリーの皆さんは、それぞれ二人といない人たちです。皆さんについて感謝できるあらゆる点を考えると圧倒されそうになります。称賛できる点がとても多いからです。あなたは主のために毎日犠牲を払い、人生を与えています。そして、証し人であり、子供たちを世話しています。あなたたちの多くが親やシェパードです。あなたは他の人々に愛を与えます。イエスに仕えるためにすべてを捨てました。また、天国の富を選ぶために、日々この世のものを避けます。

6.あなたは御言葉に従います。イエスを見習い、世に対する主の光になろうと努めます。自分の必要や願いよりもイエスを第一に置きます。霊の武器の使用法を学び、それに熟練しようと懸命に励みます。皆さんは主が行われたチェンジを支持することによって、ファミリーの将来を確かなものとするために自分の分を果たしています。ホームを勝利チームにしています。一人一人が自分個人の弟子の資質やイエスとの関係を強化しています。

7.愛するファミリー、皆さんについて私が感謝していることはとてもたくさんあります! 皆さんの愛や献身や忠実さ、犠牲的な霊や従順、また主の導きに従うための信仰、謙遜なことをする意欲や、霊の新しい動きを実践するための熱意、そしてその闘志、我慢強さ、忍耐、何が何でもしがみつく精神、祈り深さやイエスとのつながりなどです! 感謝できることが非常にたくさんあるので、ずっと言い続けられるくらいです! もし皆さん一人一人に感謝できるなら、これよりずっと沢山のことが言えるでしょう。

8.ファミリー内にはるかに多くの感謝があふれるようになるのが私の個人的な願い、祈りです。私たちにはこの世の大半の人たちよりも、お互いについて感謝すべき資質や特質、技能や才能がたくさんあります。ファミリーは塗油され、賜物がある非常に大勢の人々の集まりだからです。ましてや一人一人が祝福として受けている多くの霊の賜物は言うまでもありません。ですから、私たちが互いをもっと感謝し始めることは難しくないはずです。称賛し、感謝することがとてもたくさんあるのですから!

9.もっと互いを感謝し合うだけでなく、ファミリーで私たちが祝福として持っているバラエティーを感謝することを学ぼうと努めてくれますか? 私たちの素晴らしく美しいファミリーは、男性や女性、若者や年長の人々、子供や大人、またあらゆる国籍の人々で成り立っています。主がそのようなバラエティーを与えられたのには理由があります。それは私たちが主のために、可能な限り最高のチームになるためです。互いに賜物を与え合い、一人が弱い時にもう一人が強くあり、またチームメイトの欠けた部分を補い、彼らを向上させることができるようになるためなのです。

10.愛するファミリー、このGNのカウンセルやトレーニングを実生活やホームに適用してくれてありがとう。きっと後悔することはないでしょう。それは価値ある投資なのです。

バラエティーと、あなたたち一人一人を特別な存在にする資質を創造された主にあって、

ママ

感謝

要点

11.勝利チームのメンバーはそれぞれ、自分が良いプレーをするだけではなく、仲間のチームメイトが可能性を最大限に発揮するのを助けます。その方法として大きな部分を占めているのは、メンバーたちを感謝することです。勝利チームのメンバーは、最高のチーム・プレーヤーとは自分自身を誇ったり、自分自身の能力や技能を宣伝したりする人ではなく、他の人たちが果たす役割や行う仕事、また彼らがチームにいて貢献していることを感謝することで、他の人たちの能力を向上させる人であることを知っています。

12.人々が、感謝されていないとか、必要とされてもいない、ホームの「家族」の一員ではないように感じているなら、チームの士気に冷水を浴びせます。勝者はそれを知っているので、他の人々を大切にし、彼らに仕え、敬意を払って自分よりも尊重し、他の人の必要を自分の必要以上に優先し、本人の前でも本人がいない所でも、その人のことを良く言い、ホーム内で「家族」的な霊を築くために自分の分を果たします。

勝利チームへの助言

感謝は必要なもの

13.誰もが感謝を必要としています。ただ「ほしい」のではなく、「必要」と言ったことに注目して下さい。感謝は人間の必要であり、弱さではありません。そう、その通り、幸せになり、成功するために一人一人がそれを必要としています。その人の見かけや振る舞いや外見がどうあれ、またそつなく行動し、自分のしていることをわきまえているように見える人々でも、なお感謝が必要です。おそらくそういった人々は気負いすぎていて劣等感すら抱いているか、ネガティブさと戦っているのかもしれません。見かけだけではわからないものです(サム上16:7)。

14.私たちは何も知らず、知恵にも欠けているので、誰が感謝を必要としていて、誰がそうでないかを決めるのは私たちではありません。誰もが感謝を必要としています。認めたがらない人がいるとしても、そうなのです。自分が重要で貢献していると感じ、ホームの必要な部分であると誰もが知る必要があるのです。あなたも私も、全員がそれを必要としています! そして常日頃から互いにそう告げて感謝し合い、他の人々が担っている仕事や負っている荷ゆえに感謝を示し、言葉で表現しないなら、一体どうやってそのように感じられるでしょうか?

15.感謝は全人類にとって大切です。しかし、敵が非常に激しく私たち一人一人に戦ってくることから、ファミリーの弟子たちが熱心に感謝を示す者となることはもっと大切です。敵は常に私たちがいかに悪く、必要とされておらず、またどれほど重荷や障害になっているかを告げることができます。ですから、私たちは兄弟姉妹に感謝することによって、彼らへの敵の嘘や攻撃に一丸となって反撃する必要があるのです。そうすれば、敵は入り込んで落胆という邪悪な種を蒔くことができなくなります。

16.(ダッド:)私はいつも感謝することを推奨していた。誰もが感謝を好む。しかしそれだけではない。誰もが感謝を必要としている! 感謝は人間の心にとって、花に対する陽光や水のようだ。陽光や水をもらっていない花を見たことがあるだろうか? それはしおれてしまい、最大限の可能性や美しさを発揮するまで育つことは決してなく、十分な陽光と水を得られる場所に動かされない限り、次第に消え失せてしまう。

17.植物がよく育つには良い土が必要だ。だが、良い土だけでは花を育てるのに十分ではない。陽光と水が必要なのだ。人々もそれに似ている。感謝、励まし、互いへの信仰は、チームとしてあなたがたを結びつける同胞愛や所属感を養う。

18.あなたはわたしの言葉に沿った優先順序やゴールを持つ良いホームに住み、ホームとして正しい決断を下そうと励んでいるかもしれないが、感謝、愛の言葉、互いへのアフェクションは他のあらゆる努力を増幅させる。感謝は良い土(あなたのホーム)に植えられた花々(人々)にとって、水や陽光のようなものだ。

感謝の欠如が生む結果

19.(ママ:)感謝が欠けているせいで生じる結果はとても悲しいものです。誰かがほとんどか全く感謝を受けていないなら、ありとあらゆる問題が起こり得ます。第一に、愛されていないと感じ、そのせいで主から愛されていないとすら感じるようになるかもしれません。感謝の欠如はしばしば、孤独、ネガティブさ、比べること、落胆、うつ、その他の似たような敵の攻撃による戦いの一因となります。そのせいで、ある人々は自分だけの狭い殻に閉じこもり、ホームの団結から引き離されてしまうことがあります。彼らは自分がホームの一部だとは感じず、重要でもなければ望まれてもおらず、また必要ともされてもいないと感じるからです。

20.人々が感謝されていないとか必要とされていない、あるいはホームの「家族」の一員ではないように感じるなら、多くの場合、必要とされ、感謝されていると感じられる場所を求めて他のホームに移りたいと望むでしょう。人々がホームを転々とするのはしばしばこれが原因です。自分の場所をまだ見つけていないと感じ、「一員」となれるホームを探そうとしているのです。そしてある人々が、自分が「一員」であると感じない大きな理由は、その人のホームへの貢献に対して十分な称賛や感謝の気持ちが言い表されていないからなのです。

21.時として、とても悲しいケースでは、感謝されないことが原因で幻滅し、落胆してファミリーを去る人たちさえいます。おそらく、こんなにも長年とても忠実に犠牲的に主に仕えてきたのに、認められもせず感謝もされていないと感じ、あきらめてしまったのでしょう。感謝の欠如が一因となって主の奉仕を去る人々がいるのであり、それは本当に残念なことです。もちろん普通はそれだけが理由ではありませんが、それも要因となりうるのです。

22.愛するファミリー、そうあるべきではありません! ですから、私たちが感謝や積極的な愛と思いやりの欠如によって他の人々を失望させることがないよう、主が助けて下さいますように!

23.(イエス:)わたしがダビデを通して詩篇で「彼らは主の家に植えられ、われらの神の大庭に栄えます」(詩篇92:13)と語ったのを覚えているだろうか? さて、あなたがたのホームはそれぞれわたしの家であり王宮だ。わが子ら一人一人がそこに植えられていて、わたしは年若い者も年長の者も、わが子らの一人一人を開花させたい。ただ生き延びて、ある程度の幸福感や所属感を維持するだけでなく、実際に開花してほしいのだ! 開花とは、整った条件のもとに強く健やかでいて、いよいよ強さを増し加えて実を結ぶことをいう。何かが成長し栄えるには、たっぷりの栄養を要する。そして、真の愛と感謝が一人の魂を成長させ、開花させる水と肥料であるというのは、何と真実だろうか。

24.ダビデの子ら一人一人もそれと同じだ。全員が感謝されていると感じる必要がある。誰もが必要とされていると感じ、自分や自分だけの小さな世界よりも大きい何かに属していると感じる必要がある。誰もが独特の方法で個人的にホームに寄与していると感じる必要がある。たとえそれが自分自身から見て取るに足りない役割であったとしても。ホーム・メンバー一人一人の長所や才能や資質の鍵を開けることは、勝利チームを築く上での重要な部分だ。それは、そうした資質や長所を積極的に(受け身的ではなく!)認め、それらへの感謝の気持ちを表すこととも関連して働く。

25.ホームに感謝が存在しないなら、人々は自分が特に必要とされているとかホームの一員だとは感じず、所属感も失って、遅かれ早かれ離れ去ってしまうだろう。そうだ、あなたがたは皆、より大きな霊のファミリーの一員だが、現実的に言うと、一人一人がより大きなファミリー内の「家族」単位において必要とされている一員であると実感しないなら、それを探してどこか他へ行ってしまうだろう。

感謝はホーム全体の益になる

26.(ママ:)ホーム・メンバー間に多くの感謝が流れているなら、それはホームを勝利チームに向けてめざましく前進させます。感謝には、弟子たちが主のために最善を尽くすよう助ける力があります。それはさらにがんばって能力を最大限に発揮し、もっと貢献したいと人々に願わせます。また、もっと自分はもっとできると感じさせ、果たす役割に満足できるようにしてくれます。ホームの全員が互いにもっと感謝し尊敬し合い、相手の長所と賜物を高め合って信仰を示すなら、ホームという単位の全体的な生産性や幸福感が増します。

27.ですから、一緒に住んでいる人々に感謝を示す時間を取ることは、皆さんにとって断然有益です。そうするなら、従順で主の愛の器となっていることから来る平安が与えられ、皆さんはより幸せになります。またそれは常に他の人々の人生を明るくするので、感謝された人々もより幸せになります。そして全員が互いに感謝し合うなら、ホーム全体がより幸せで満足し、平和になるでしょう。そして幸せであれば人々はより懸命に働き、もっと一緒に暮らしやすい人々となり、より良い証し人となり、さらに多く貢献するようになるのです。感謝は非常に多くの益をもたらします。

28.(ダッド:)楽観主義と悲観主義についてちょっと考えてみてほしい。楽観主義者がポジティブなものに目を向けようとするなら、この上なく些細な出来事にも大いなる喜びを見出すことができる。彼は一見悪く思える状況でも良いものに目を留める。だから良いものが見えるのだ。従って、彼の人生は良いもので満たされる。

29.悲観主義者を同じ条件下に置くなら、正反対の結果が生じる。なぜだろうか? 良いものを探すのではなく、悪いものを強調し、それら、すなわち彼の一見不幸な人生に焦点を合わせているからだ。すると霊がネガティブさのぬかるみに引き下げられる。悲観的態度が自然の反応となり、ついにはたとえ申し分のない状況でも、良いものが何一つ見えなくなってしまう。

30.さて、この例を感謝に移し替えてみよう。感謝はホームの暖かさや兄弟愛に後押しを与えるばかりか、さらに大切なことに個人個人をポジティブな光で照らしてくれる。誰かを心から感謝するなら、彼らの変わった癖や問題や欠点はそれほど気にならなくなる。彼らがホームにもたらす輝ける特質を見るからだ。彼らがホームに与えるあらゆる良きものに焦点を合わせるので、ちょっとした性格の違いや欠点を大目に見るのがずっと簡単になる。

31.その反面、感謝が欠けているなら、他の人々の間違いにずっとこだわりやすくなる。感謝や真の愛や他の人への感謝の気持ちがないなら、気に障るちょっとした問題が曲解されるので、彼らの能力のなさを偏った見方で見てしまうのだ。それらはポジティブな見方と他の人々への感謝によって均衡が保たれていないので、拡大され、大げさに強調される。

32.最も大切なのは愛であることを常に覚えていなさい。感謝や信頼、信仰、尊敬も愛の一形態だ。だから、愛情深く謙遜なことをし、他の人々への愛と感謝を口に出して言う機会を利用しなさい。人々がそれをもらいすぎるということは決してない! そして、これらの小さなステップがあなたのホームの士気や霊を改善し、高めるのを見なさい。違いは明白になるだろう。

理解の賜物を求めなさい

33.(ママ:)以下は、理解の賜物と、それが心からの感謝にどう関係しているかについて、私たちの夫、主が語られた興味深い言葉です。

34.(イエス:)他の人々に感謝を示し、高めるためにあなたが必要とする類の心からの愛や願いは、わが霊からしか来ない。だから、愛と理解の心や、周りの人々への感謝の心が与えられるよう、わたしに求めること、これが最初の、最も重要なステップだ。

35.そして愛と他の人々を心から感謝することを学ぶことの大部分は、理解の賜物を手に入れることから来る。「人の心にある計りごとは深い井戸の水のようだ。しかし、さとき人はこれをくみ出す」(箴言20:5)という箴言を覚えているだろうか? 「計りごと」という言葉は色々な当てはめ方があるが、ここでは一人一人の独自の長所や資質に関して用いよう。それらをくみ出すには理解ある人を要する。一人一人の内に秘められたそれらの深みにある独特の霊の資質や人格を見つけることは、時として深い井戸にバケツを降ろすようなものだ。果たして「水」に届きさえするのか、そうする価値があるのだろうかと考えてしまう。

36.だが、わかるだろうか。あなたは一人一人がその「深い水」を持っていると信じなければならず、その水に届いてそれをくみ出せる唯一の方法は、理解の賜物を用いることによってなのだ。いったん理解の賜物が呼び求められ、活性化されるなら、感謝というバケツを一人一人の心の井戸に降ろして、その素晴らしい水をくみ出せる。考え方や反応、何かをしている理由、好き嫌いなどを真に理解するなら、その人を心から感謝するのにとても役立つだろう。常に、まず理解しなくてはならない。そうすれば真実で心からの感謝がそれに伴う。

積極的な感謝

37.(ママ:)私たちは皆、一緒に住んでいる人々に感謝し、彼らを心から愛していると思います。普通はそれが問題ではありません。たいていそれを表現しないだけなのです。私たちは心の中で彼らを感謝し、愛していますが、自分の思いや気付いたことを口に出したり、その人をどれほど感謝しているかを言う時間を取らないことがよくあります。プライドが高すぎることや、怠慢さ、忘れてしまったり、自分をうまく表現するすべを知らないか、単にそれに慣れていないなどその他のあらゆる理由によって、そうするのを思いとどまってしまいます。

38.他の人について愛情深く感謝に満ちた思いを抱くのは素晴らしいことですが、それは私たちが愛し感謝している人々にあまり益をもたらしません。単に心で思う以上の何かをしなければなりません! それらの思いを言葉や行動に表すべきです。私たちは積極的に感謝しなければなりません。そうでないと、誰にとっても何の役にも立ちません。一緒に住んでいる人々は私たちの心を読めないし、ひとりでに「理解」したり、その雰囲気を霊の内で感じ取ることもできないのです。ですから、私たちは口に出して積極的に他の人々を感謝するのを妨げているものが何であれ、それらを克服し、思い切って行動に出なければなりません。

39.(ダッド:)多くの場合、ホームにいる人々を感謝しているかどうかが問題なのではない。チームとして共に働いていくなら、良いチームを構成するために一人一人がどれほど必要不可欠な存在かに気づくようになるからだ。心と思いの内では共に暮らし働く人々を感謝しているかもしれないが、ホームの他のメンバーに対するそういった感謝の気持ちをどれだけ頻繁に口にしているだろうか? どれだけの頻度で誰かへの感謝を言葉で表現し、その人の働きやホームへの貢献を称賛しているだろうか?

40.あなたはちょくちょく立ち止まって、ホームの一人一人に感謝していることを伝えるだろうか? そうしていないなら、それはなぜか?一緒に働く兄弟姉妹に歩み寄り、どれだけその人を愛し、感謝しているかを告げるのを妨げているものは何だろう? 誰かが懸命に何かに取り組んだり、何か新しいことを試みようと一歩踏み出す時、たとえそれが、あなたが望み考えていた通りの結果にならなかったとしても、あなたの最初の反応はその努力のゆえにその人をほめることだろうか? 感謝の気持ちを言葉で言い表すだろうか? あなたは本人がいない時にその人のことを良く言うだろうか?

41.感謝と、それを他の人々との相互関係に自然にとけ込ませるには、ちょっとした秘訣がある。真の愛が必要なのだ! 誰かを心から愛しているなら、その人を霊感し、自分がその人に好意を抱いていると示すために、称賛や感謝をふんだんに浴びせたくなるだろう。その人への愛や、ホームやあなたの生活にその人が与えている貢献への感謝の気持ちを示す機会を逃したくはないはずだ。

42.人々は感謝されていることをひとりでに「知る」わけではない。あなたの称賛を耳にし、あなたの尊敬や愛を感じる必要がある。そして、彼らがそれを感じるのは、愛と尊敬があなたがたの相互関係とコミュニケーションの要素となっている場合だけだ。だから、誰かに愛していること、感謝していることを告げる機会を逃してはならない。それによって、その人の一日が良い日になるか、つらい日になるかの違いをもたらすかもしれない。

43.あなたの言葉や行動には暖かさや愛や尊敬のメッセージを伝える力もあれば、不信感やためらいや隔たりというメッセージを伝える力もある。あなたの言葉や行動は他の人にどちらのメッセージを伝えるだろうか?

44.(ママ:)どうかこのGNを読んだ後、実生活にこれらのカウンセルを当てはめ、他の人々にもっと感謝を示して下さい。「そうだな、一緒に住んでいる人たちにもっと良いことを言ったり、励ましたり、気づいたことを感謝しようと努力し始めるなら、御言葉にそう書いてあるからそうしているだけと思われるかもしれない。相手は私が心からそう言っているのだろうかと思うだろうし、私だってたぶん他の人たちが本気でそう言っているのだろうかと考えるだろう」、そんな思いで敵に思い留まらせられてはいけません。

45.まず、誠実になりなさい。感謝は誠実でなければいけません。けれども、その大切なポイントさえしっかりしていれば、実際、あなたや、あなたと一緒に住んでいる人々はもっと感謝を推し進めるようになるでしょう。それこそ主やダッドが私たち全員に言っておられたことだからです。だからまず、その点を受け入れて下さい。私たちは皆御言葉を行う者であるべきです。他の人たちから「ああ、レターにそう書いてあるからそうしているだけだ」と思われたくないというだけで、御言葉で言っていることをしないほどプライドが高くてはいけません。レターに書いてあるからそうしたからといって、それが何なのですか? そこが肝心です。御言葉が何かをするように言うなら、私たちは皆それをすべきなのです。

46.このGNシリーズの目的は訓練を与えることであり、私たちは皆、感謝を示すという面で訓練を必要としています。私たちの大半は、教わり、指摘される必要があります。これはワークショップのようで、まず説明書を読み、それから読んだことを適用するのです。他の人々にもっと感謝し始めると、最初はちょっとぎこちなく思えて謙遜になるでしょう。けれども従順に心からそうするなら、いずれは自然にできるようになります。すればするほど簡単になるのです。そして、もうそんなにぎこちなく感じることもなくなるでしょう。

47.全員一緒に大プッシュをしていると考えて下さい。ホーム全体がそれに参加しています。もっと他の人々を感謝することはこのトレーニング・コースにおける共同のアサイメントなので、全員が従順と、その通り、「GNが言っているからそうする」ことによって、共に努力を払うべきです。けれども、皆がそうしているならもっと簡単なはずです。それなら、しっかり習慣づくまで共にやり続けることができます。そして次第に、他の人々の良い面を見、それゆえにその人を感謝することがごく自然な第二の天性となるでしょう。

さらに一歩進んだ感謝を示す

48.(ママ:)たいていの人は、一緒に住んでいる人に対して、実際にその人がしていることを感謝することにはあまり苦労しません。この面も向上の余地はありますし、絶対にもっと良くやるべきですが、私が強調しようとしているのは、人がしていることに気づく方が、もっと深い事柄、霊的な事柄の価値を認めるよりもっと簡単な場合がよくあるという点です。料理をしてくれた人に感謝したり、それがどれだけおいしかったかを感謝し、告げたりするのを覚えているのはあまり難しくありません。(ただ、敢えて言いますが、このような簡単な感謝という面でも絶対に改善が必要な人たちもいます。このように感謝を言葉で表すのをよく忘れてしまうのです。)

49.でも、次のメッセージで、主はもっと深い意味の感謝をすることについて語っておられます。人がホームでする仕事やミニストリー以上に、感謝できることがあるのです。もちろん、容姿や服装、良いにおいがすることなどといった、目に見える事柄について感謝を示すこともできます。また、霊的な事柄について感謝し、その人の長所や、犠牲、良い選択や決断に気づいてそこに注目することもできます。

50.他の人について感謝できることはとてもたくさんあります。でも、自分の方で努力が必要なのです。私たちは人々のことをもっとよく見て、もっとよく話しかけ、その人の好み、嫌いなもの、経歴、その時通っていることなどを知らなければなりません。努力し、「感謝の視野」を広げる必要があります。そして、以前からいつも感謝してきたことや、単純ですぐに気づくことだけに限ってはいけません。誰かが関心を持ち、その人の独特で特別な所に気づき、感謝をより深いレベルに持って行くなら、それはその人にとってとても深い意味を持つものです。

51.(イエス:)たいていの人は、人々がする仕事やホームへの貢献へのより「表面的」で浅いレベルでの感謝に関して、もっと努力する余地がある。ミニストリーや仕事に充実感を覚え、自分がホーム運営において価値ある貢献をしていると知ることも、感謝されていると実感することの一部だ。だが、わたしはここで少し違った面を取り上げたい。

52.わたしはあなたに、一人一人に対して、その人のしていることだけでなく、より深く、もっと心のこもった感謝をすることを学んでもらう必要がある。深く、心のこもった誠実な感謝と愛は、勝利チームという「家族」を築く上で本当に必要な接着剤だ。その人がしていることを時々口に出して言うことも感謝の一部だが、これはそれ以上の効果がある。

53.わたしがここで強調している感謝と愛とは、相手がどんなことをしているかに関わらず、霊のものや、愛と信頼、尊敬、相互への称賛と感謝の深い絆を土台としたものだ。つまり同胞愛であり、兄弟愛の武器はまさにそのためにある。

54.つまり、一人一人をよく知らなければならないということだ。それには努力を要する。労力を要する。そして何よりも、心からの願いと、勝利チームを築く上でこれが非常に重要な部分であるという認識が必要だ。あなたはそれを理解したい、心からの関心を抱いて一人一人の魂と霊を見つめたい、それからその人のありのままを無条件に愛し、受け入れたいと願わなければならない。

55.結局、血のつながった家族の兄弟姉妹はそうしているのではないか? 何があろうと、その絆、つまり血のつながった家族の場合、肉の絆は決して壊れない。あなたたちはいつまでも家族同士だ。理想を言えば、わたしはファミリー内の血のつながった兄弟姉妹を堅くつなぐ絆が、より大きなファミリーに移し変えられることを望む。より大きなファミリーに対して、血のつながった家族に対して抱くのと同じレベルの愛を抱くことは可能だ。わたしは弟子たちや初期の信者たちの中に、そのような愛と絆が生きていて、実在したのを見たからだ。必要なら他の人のために本当に自分の命を捨てるたぐいの愛を。

56.「互に愛し合うならば、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての者が認めるであろう」(ヨハネ13:35)。失われた魂を勝ち取ること、それが理由であなたたちは勝利チームを作っている。そして、第一に大切な要素とは、互いへの愛と感謝を抱くことだ。それが他の人たちを勝ち取り、わたしの下に引き寄せる標識灯となる。

57.これは、現実には当てはまらないただの「漠然とした」たぐいの愛ではない。わたしは、兄弟姉妹にもっと愛と感謝を表す助けになる実際的な助言、秘訣、助けがあることを示してで、あなたを励ましたい。たしを尋ね求めるなら、間違いなくあなた自身のアイデアや企画を思いつくだろうが、真っ先に手始めにすべき一番大切なこととは、兄弟姉妹を知るよう努めることだ。

58.その人の好き嫌い、何がその人にとって大切なのか、たとえ小さなことでも何を一番感謝するのかを知りなさい。たとえ小さなことであっても、その人にとって何が一番大切なのかを知っているなら、その人が良くやるのをもっと簡単にしたり、弱さや葛藤への余地ももうけてあげられる。そして次にその人の長所を土台に築き上げ、それを使うことができる。これはその人があなたから本当に気にかけられていると感じるのを助けるという面で、とても効果がある。何と言っても、あなたはその人を知るために必要な時間をわざわざ取ったのだから。

59.いったんあなたがこれらの個人的な事柄に気づいたなら、次はわたしが扉を開いて、チャンスが訪れたなら、その人にとってとても意味がある何かをすることができる。その人にとってとても楽しいことをしたり、特に好きなものをあげたり、何かのアクティビティーや外出、フェローシップなどにその人を交えて、本当に「家族」の一員だと感じさせてあげるのだ。誰かに愛されている、必要とされている、ホームの「家族」単位の大切な一員だと感じさせるには、ありとあらゆる方法や機会がある。

60.気にかけているという強いシグナルを送る上で大いに効果があるのは、日常の小さな事柄であることが少なくない。それは、その人と心を通い合わせ、その人があなたやあなたの人生の一部と感じるには何を感謝し、何が必要なのかを知る時間を取ったことを表す。

感謝を指導の前置きだけに使ってはいけない

61.(ママ:)中には、何かネガティブなことや何かの指導を与える前にしかその人を感謝したり励ましたりしないという問題を持つ人たちがいます。特に、その人がした何かがあなたの気に障ったり、傷つけたり、少し霊から「はずれている」ことに気づいたりして、それを指摘する時には、その人を励ましたり感謝したりするのはいつだって良いことです。でも、そういう時にしか他の人を感謝しないようであってはいけません。もしそうだと、あなたが誰かに感謝するたびに、その人は、それはこれからあなたが与える指導の前置きだとわかります。そして、その人は感謝されても、指導を楽しみに待つようにはなりません。

62.問題について話す前や、話している時に、相手の人に感謝を表してはいけないと言っているのではありません。でも、そういう時にしか感謝を表さないなら、それは絶対に間違っています。どんな付帯条件もなしに、できるだけ頻繁に他の人に感謝を表すべきです。いつも感謝を表しなさい。そうすれば、他のコミュニケーションと関連づけてその人を感謝したとしても、それはずっと簡単に受け入れられるでしょう。あなたは他の時もいつも感謝を表しているので、その人はあなたが誠実であることを知っているのです。

63.(ダッド:)時々生じる問題とは、中にはホームの別のメンバーを正さなければならない時にしか感謝を伝えない人がいることだ。そして、感謝がコレクションや指導の前置きとなって、しばしば、感謝についての間違った見方を人々に与える。決してそうあるべきではない。感謝とは、常にホームの支柱となる要素であるべきだ。

64.人々に信仰と信頼を持ち、感謝を示し、人々がする仕事について一人一人をほめ、正すよりもすぐに感謝するなら、これらすべては円滑なホーム運営のためのエンジンを動かし続ける油のようなものとなる。他の人の長所を称賛する時間を取る時、それは彼らの心をあなたに対してソフトにする。また、あなたが後で与えるであろう他のインプットを受け入れることにもっとオープンにさせる。

間接的な感謝

65.(ママ:)私たちは、本人がいないところで誰かについて良いことを言った時、それを本人に告げるようもっと努めるべきです。それはその人にとって、とても大切な意味を持つかもしれません。私の経験から言うと、人々は、本人がいない所で言われた感謝の言葉はもっと心からのものだと感じるようです。そう思うべきだというのではありませんが、そういう場合がとても多いのです。

66.たとえば、自分は全然きれいでないと思っている女性がいるとして、直接、「メアリー、あなたはとてもきれいだと思うわ」と言っても、彼女はあなたの言ったことを加減して取るか、さらには完全に無視する可能性が大です。そうすべきではないのですが、残念なことに、そういう場合が多いです。でも、同じ女性の所に行って、最近耳に挟んだことを、「知ってる、メアリー? この間、ジェーンと話していたら、彼女はあなたのことをとってもきれいだと思うと言っていたわ」と言うなら、たぶんずっとうまくいくでしょう。メアリーは誰かからきれいだと思われているのを、本当に信じるかもしれません。彼女にとってずっと大きな影響力を持つのです。

67.ですから、誰かが本人がいない所で言ったスイートなことを伝えるのを習慣としましょう。

68.(イエス:)誰かがあなたがいない所であなたのことを感謝していたこと、あなたについて優しいことを言っていたこと、あるいはあなたをほめていたことを知るというのは、何か特別な意味を持つ。そんな経験はあるだろうか? もしあるなら、わたしが言っている意味がわかるだろう。誰かを通して、誰か別な人があなたのことを良く言っていたと聞くなら、それはあなたの自信を高める上で驚異を為す。他の多くのことではあまりできない後押しを与える。

69.時として、誰かから直接感謝の言葉を言われたりほめられたりすると、人間として、「もしかしたら私を喜ばせようとしているだけなのではとか、その人は確かに『愛情深い』けれど、あまり正直でないとか、少々大げさだとか、裏の動機があるのでは」と思いそうになる。それが良い反応の仕方であると言っているのではなく、敵は時々、このような間違った結論を引き出させようと誘惑することがあるのだ。特に、ネガティブさの弱さがある場合はなおさらだ。

70.だが、間接的に感謝の言葉を聞くなら、それを振り払うのはほとんど不可能だ。その人には裏の動機がないとあなたは知っている。その人は、おそらくあなたはそれを決して耳にしたり、知ったりすることはないかもしれないと知りながら、それを言ったのだ。ただあなたを喜ばそうとしていたのではなく、自分が思った通りのことを他の人に言っていたのだ。敵にとっては、ほめ言葉や感謝の信憑性や誠実さを減じようとするための余地はずっと少なくなる。

71.誰かがあなたの陰であなたについて悪く言ったりゴシップしたりする場合、それよりひどいことは何もないほどだ。それはあなたを傷つける。落胆させる。損ねる。だが、誰かがあなたの陰であなたについて誠意を持って話し、あなたを高く評価し、何かほめることを言うなら、それ以上に良いことは何もないほどだ。とても気分が良くなる。そして、励まされる。霊が高められ、愛されていると感じる。誰もが一緒に住んでいる人や一緒に働いている人に良く思われていると知りたいし、そう感じたい。そして、本人がいない所で語られた「おりにかなって語る言葉は、銀の彫り物に金のりんごをはめたようだ。」 つまり、とても貴重なのだ(箴言25:11)。

72.だから、会話をしていて誰かが他の人について何か優しいことを言うのを聞いたなら、自分が聞いたことをその人に告げるよう努めなさい。もし必要なら、忘れないように書き留めなさい。そのひとかけらの励ましと感謝は、その人の一日を明るくしたり、人生の困難な時を切り抜けるためにまさに必要なものだったかもしれない。それを覚えていて、伝えなさい。

他の人に感謝する時の実際的秘訣

73.(ママ:)先のカウンセルをじっくり読んだ後には、きっと実行したくてうずうずしていることでしょう! あなたが個人の生活やホームに感謝をもっととけ込ませたいと熱望しているよう祈ります。その助けになるように、ここにそれを始めるためのダッドからの実際的秘訣をまた幾つか紹介しましょう。

74.(ダッド:)感謝をもっとホームにとけ込ませるにはどうすればいいのか? それは思っているほど難しくはないが、幾らかプライドを捨てなくてはならない。少し決まり悪いかもしれないが、少々のプライドを捨てたとしても誰もずっと長い間傷つくわけではない! ハ!

75.ここに、感謝の方法を学び、それをもっと習慣づけるのに役立つ実際的で簡単な秘訣を紹介しよう:

76.-ホームの人たちに挨拶する。特に、朝一番に会った時に。ただ簡単に「おはよう、フィル」とか、「ハイ、タミー! 良く眠れた?」などと言うだけでも、そのように挨拶することで、あなたがその人の存在に気づき、関心を払っているというメッセージを送ることになる。

77.-ハグであれ、背中をぽんとたたくことであれ、触れること、なでることであれ、それはアフェクションと感謝のもう一つの形だ。アフェクションは暖かさと愛のメッセージや、慰めの気持ちを伝えて回る。

78.-誰かが何かを良くやったなら、それを皆の前でほめる。同時に主に功績を与えるのだが、その人の賜物や才能、またどのようにホームに貢献しているかを感謝して、その人をほめることも絶対に忘れないこと。

79.-皿を洗ってくれたことや、子供を寝かしつけてくれたこと、ディナーを作ってくれたこと、浴室やリビングルームを掃除してくれたことなど、小さなことについて感謝を示す。彼らが良い仕事をしたなら、「ジャン、あなたはいつもリビングルームをきれいにしてくれているわね」というように、それを強調する。

80.-大人にもティーンにも子供にも、全員に同様に感謝する。子供たちも大人やティーン同様、ほめられたり認められたりすることが必要。その逆も言える。

81.-兄弟愛の絆を強めることを強調したホーム・アクティビティーをする;帽子から名前を引いて、その人の才能や賜物など、何か特別な点を主に感謝する;容姿の面でその人を際だたせているものや、魅力的な所について言う;その人がホームに貢献している霊的な点や、それが持つポジティブな効果を強調する;その人がホームで持つミニストリーや、その人がホームのメンバーでなかったら何が不足するかについて、その人を感謝する。そして、そこでやめないこと!

82.-人々のことを良く知る。たとえば内面をもっと良く知るということではその人のことを本当に知らない場合、あなたはその人が受けるに値する愛や尊敬心を抱いていないことがある。だから互いを良く知り合いなさい。共に話し合い、自分自身のことを話す集まりを開きなさい。必ずしも深い秘密でなくてもいい。自分の家族や背景についての一般的な話題、あるいは個人的な好き嫌いについて話すことでさえ、その人を良く知る助けになる。その人についてもっと良く知ることができ、普通、その人への尊敬心や愛も深まる。誰かと運動してもいいだろう。一緒に散歩やジョギングをしながら、そのチャンスを利用してその人をもっとよく知るようにしなさい。

83.-他の人について主に賛美する。賛美はポジティブさの秘訣。主を賛美している時には、欠点に気づくのはとても難しく、良い点を見るのがとても簡単になる。だから、一緒に住んでいる人や一緒に働いている人について主を賛美しなさい。

愛と感謝のサイクル

84.(ママ:)今まで何が心からの感謝を頻繁に与えるのを妨げてきたにせよ、あなたは変わることができます。愛と感謝のシンプルな行為によって、今日から、主のための一流の奉仕ができるよう、他の人たちを向上させ、助け始めることができます。よく考えてみると、感謝のように、私たち皆がいつでもできる簡単なことがこのようにポジティブで大きな影響を与えられるなんて、驚くべきことです。

85.私たち皆が共に努力し、共に小さなステップを踏み始めるなら、感謝の態度をもっと持つことは私たちの中にもっととけ込むようになるでしょう。それはまた私たちのホームを満たし、愛と団結の力を高め、私たちをこの世に対するより良い見本、より効果的な証し人にさせます。ホーム内にもっと感謝があるなら、愛も増します。そして、愛はこの世で最も大きな力です!

86.(イエス:)真に愛情深くなり、他の人たちに感謝を示すことを、「拡大」や「拡張」と考えなさい。つまり、あなた自身の家族も含むあなたの幕屋の境界線を広げて、他の人たちを含めるのだ。もちろん、配偶者や子供たち、友や親しい人たちとの質の高い時間も必要だが、その時間を取るあまり、いつもいつも他の人たちをないがしろにしたり除外したりしてはいけない。

87.このすべてには自分の限界を引き伸ばすことが必要だ。あなたが真の「家族」的な霊の内に他の人たちを含め、感謝するという筋肉を今までどれぐらい鍛えてきたかによっては、もしかしたら痛みが伴うかもしれない。だが、約束する。すべての愛、感謝、あなたがホーム内で強い家族的な霊を築くために個人的に行ってきた「拡大」の行為は、あなたの所に帰ってくる。

88.もっと感謝するのを学ぶには、自分の限界を伸ばすことを要するだろうが、それに伴って、あなたは大いなる愛と益とを刈り取るだろう。あなたは、わたしがあなたがた一人一人に与えた預言を成就することになり、他の人のラブ・カップに忠実に、非利己的に注ぐなら、そのお返しに自分のカップもなみなみと満たされ、あふれ出るようになるだろう!(ML #2985:33-34, GN627を参照。) これは愛と兄弟としての真の感謝の素晴らしいサイクルであって、今、ここでも非常に大きな報酬を刈り取る!

89.そういう兄弟愛が勝利チームを築くのだ。そしてそのお返しに、これらの勝利チームは暗くなっていく世界のさなかにひときわ輝き、多くの人々をわたしの下に勝ち取るだろう!

話し合い: 話し合いのための任意の質問

・「あなたはとても良い・・・です」とか、「あなたは・・・がとても上手です」などの、ずっと昔から使われてきた言葉を使わずに、他の人たちの長所、能力、ミニストリー、才能、賜物などをほめ、感謝を示す、新しく、クールで、今までと違う方法をブレーンストームする。「あなたが・・・をするととってもすごい」とか、「あなたのようになれたらいいのに。だってあなたは・・・」などのように、感謝を始めるために使う新しいフレーズを考える。きっとこれ以外にもたくさん思いつくだろう。

・帽子からホームの誰かの名前を引き、部屋にいるできるだけ多くの人たちが次の文章の空白を埋める(それから残りのホーム・メンバーの分も続けていく):「もし__________[ホームの誰かの名前]が私の兄弟/姉妹/夫/妻/娘/息子[何であれその人に合うもの]だったなら、私はきっとその人と一緒に__________[その人があなたと血のつながった家族だったなら一緒にするだろうと思うアクティビティー/プロジェクトなど、何でも]をするでしょう。」 これによって、皆一つのファミリー、一人の妻であるゆえに、他の人たちをあなたの生活や時間のどんな状況にもっと招くべきかに気づく。

・帽子からホームの誰かの名前を引き、部屋にいるできるだけ多くの人たちが次の文章の空白を埋める(それから感謝を示す番が全員に回るまで帽子から名前を引いていく):「もし__________[ホームの誰かの名前]が明日ホームを去って、代わりの人がいなかったなら、何が為されず、私自身にどう影響し、ホーム全体にどう影響するでしょう。また、私はその人のどんな所を一番恋しく思うでしょう?」 このすべてについて、あなたはすでにその人に感謝を示しているべき。これはあなたが忠実に感謝を示しているかどうかを見るのに良い。

・どのようなタイプの感謝が最も価値があると思うか、またその理由を話し合う。たとえば、あなたは容姿についてほめられ、感謝されることを好むか、あるいは性格の特性、仕事、達成、才能、霊的賜物についてか?

・何が理由で他の人に感謝を示すのが難しいのかについて話し合い、妨害しているものを克服するために祈る。

賛美のアイデア: 任意の賛美のアイデア

・「彼の立場に立つ」賛美:帽子かボウルに全員の名前を入れる。それを回し、一人一人が名前を引く。各自がまず自分が引いた名前を言い、それからその人が来ている服やアクセサリーを一つ身につける。たとえば、ジェーンがピーターの名前を引くとすると、彼女は彼が着ているものを一つ身につける。靴でもいいし、帽子、セーター、シャツ、ベスト、パンツ、その他何でも、ピーターが脱いだりはずしたりしても構わないもの。それから、ピーターの「立場に立った」ジェーンが、ピーターについて心から尊敬している点や、感謝している点、愛している点ゆえに主を賛美する。(プレイズタイムが終わるまでずっとそれを身につけていなくてもよいように、それぞれ賛美が終わったら借りていたものを返す。)

・「その人だったら」賛美:全員が帽子からホーム・メンバーの名前を引き、誰の名前を引いたかは秘密にしておく。それから誰かが自分の引いた名前の人になって、その人の何かについて主を賛美する。たとえば、ジョンがメアリーの名前を引いたとする。ジョンは、子供の世話をする能力について彼女のことを主に賛美したいが、自分がメアリーであるかのように賛美する。このように言う。「イエス様、子供を世話し、訓練するための賜物を与えて下さってありがとう!」 そして皆、彼が誰の名前を引いたのかを当てる。そして、次の人、次の人とやっていく。(注:あなたがメアリーになりきって彼女の謙遜さなどについて主を賛美すると、「イエス様、私をこんなに謙遜に造って下さってありがとう!」となるので、少し変かもしれない。ハ! あるいは、あなたが男性でメアリーがどんなにきれいかを賛美するなら、それも少し間違った伝わり方をするかもしれない。だから、誰かが気まずくならないように、話す前に自分がどう賛美するかをよく考える。)

・頭文字の感謝:部屋をぐるっと順番に、一人一人の名前を呼ぶ。それからその人に合ったことを幾つか、ポップコーン・スタイルで主に賛美する。ただし、その人の名前の頭文字で始まらなければならない。たとえば、「クリストファー(Christopher)」だとすると、「クレイジー(crazy)な信仰」、「思いやりがある(caring)」、「穏やかな霊(calm spirit)」などと言う。これは思ったより難しいので、人々が最も明らかなものを二つか三つ以上思いつくことができるよう、少なくとも1分ほど時間の余裕を見る。(注:そこにいる誰かの名前がアルファベットで比較的珍しい時で始まり、その字で始まる賛美を思いつくのに苦労するなら、ただ名前の二番目の文字に変えるか、もしもっと簡単なら名前の最後の文字を使ってもよい。)

御言葉を行う: 「御言葉を行う者」になるための任意の実際的方法

・毎日ホームにいる人であなたが心から感謝したい人を秘密で選び、その人について祈る。それから、その人の真の資質や、その日にしたことであなたが感謝していることを見つけ、その人に告げなければならない。ホームの一人一人に一日を当て終わるまでこれを続け、その後、自分が遂げている進歩を持続するための新しいアイデアを主に祈り求める。

・少なくともホームの誰か一人に感謝を示さずに一日が過ぎるようではいけない。もっと意欲を増させるためにホームで一斉プッシュをするといいかもしれない。ホーム・メンバーの名前を引いて、それからその週毎日、その日に自分が引いた人について心から感謝していることを一つ書き留める。その日の終わりに自分が書いたことをその人に渡してもいいし、リストをまとめて週の終わりにその人に渡してもよい。他の人があなたに気づき、あなたがホームにおいて果たしている役割を感謝してくれているのがわかるので、一人一人にとって大きな励ましとなる。

・フリーデーに交え、一緒に何かしたい人を一人、あるいは二人選ぶ。普段あまり一緒にいない人や、あまり良く知らない人、さらには親しくなるのに苦労している人を選ぶようにする。その人をあなたの友情の輪に引き入れ、フェローシップを楽しむ。それから一緒に時間を過ごしてくれたことでその人に感謝する。これは団結や、その人との相互関係、その人に抱く愛や感謝の気持ち、またその人があなたに抱く愛や感謝の気持ちに驚くほどの効果を現す。

・ホーム・ミーティングかアクティビティーで感謝に関する質問を幾つか試してみる:

-レターかGNで、励まされたとか感謝されていると感じたものを一つ挙げ、その理由を説明する。

-あなたが__________[ホーム・メンバーの名前を入れる]と危険で恐ろしい状況[刑務所や、夜に森で迷うなど]にいたなら、その人について特にあなたにとって助けになり、感謝する点は何か?

-__________[ホーム・メンバーの名前を入れる]が最も明らかに現している御霊の実は何だと感じるか、またその理由は?

-[ホーム・メンバーの名前を入れる]のどんな所が良い夫/妻(たとえ今は夫や妻ではないとしても)となれる資質だろうか? [たとえば「サムは良い夫になれると思います。彼は料理がとても上手なので、夫婦生活の味を引き立ててくれます。」]

-_________[ホーム・メンバーの名前を入れる]はどのようにあなたを励ましてくれるだろうか?

・一定期間に渡って「人事」パーティーをする。ホームで一定のミニストリーを持っている人たちの所に仕出しのパーティーをする。その人たちの好きなディナーでもいいし、彼らのしている仕事に特に関係することが終わった後に、何かの感謝を表す時間を取ってもいい。大きなことでなくてもいいが、これは「誰それさん」や「誰それさん」がその特定のミニストリーをしていなければ、ホームはあまりうまく行かないだろうことを全員に思い起こさせる。また、他の人たちが自分たちのミニストリーを感謝し、それがホームにとってどれほど大切な部分かに気づいていることがわかるので、自分たちのミニストリーを高く評価する助けになる。

・様々な年齢グループのために具体的に感謝を表す機会を計画する。たとえば、特別な外出やおいしいスナックなどを計画して子供たちに感謝を表す;若者がFGAをたたえる特別な夜を計画する、またその逆;映画館での映画を計画してティーンたちに感謝を表す;余分の休みを一日あげてティーチャーたちに感謝を表すなど。これには幅広いバラエティーがあるが、その趣旨は、ホームの特定の年齢グループに感謝を示すために特別なことをするのは、個人にとって励みになり、他の人たちが貢献していることに対して一人一人が感謝を表すなら、団結を生じさせるという点。

逸話

ある日、アルファベットの文字が集まって、投票でキーボード上から誰かを追い出そうと決めた。

Aは、自分は主要な母音だからということで自分の地位にかなり自信を持ってこう言った。「ここは狭すぎる。めったに使われない文字を追い出せば、私たちの場所がもっとできる。人間にとっても、字が少なければタイプを覚えるのももっと簡単になるだろうし。」

Pが嬉しそうに、反対側の方を見て言った。「Zから始めよう。彼の役目はSが簡単に代われるから。」

というわけで、彼らはZをクビにしてどうなるか試してみた。最初は良かったが、「soo(とうぶつえん)」や「quis(クイス)」、「jass(ジャス)」だとどうもしっくりこなくて、誰もどうしたらいいかわからなかった。その上、Sはもっと忙しくなって、キーの調子が少しおかしくなった。そこでSはZを呼び戻してもいいかどうか皆に尋ね、皆それに同意した。

しかしそれにもめげず、彼らはCの代わりにKを使おうとした。だが、「khew(はむ–噛む)」なんて全く変だ。それで、Qを放り出すしかないということになった。確かにQは他の文字ほど忙しくないが、彼女は友達のUとの相性がぴったりなので(UはQが出て行った時に怒って自分も出て行った)、「queen(クイーン)」が「keen(キーン)」となってしまい、その穴埋めをする者はいなかった。

高慢なAでさえ、みんなが欲求不満になってAをOに変えようとして一撃を受けた。「opple(オップル)」ならまだしも、「that(あれ)」が「thot(おれ)」になると混乱も甚だしい。

誰がこの矛盾を解決したのかをはっきりわかる人はいないのだが、噂によると、皆不可欠ではないかと最初に持ち出したのはスペースバーだったそうだ。確かに他よりももっと荷を負っている者たちもいるが、それぞれに自分の持ち場があるのだから、誰かなしにやっていこうとするなら自分の仕事が増えるだけだ。穴が空いて、それを十分に埋められる者は誰もいないのだから。

とにかく、彼らはキーボードをそのままにしておくことに同意し、バックスペースとスペルチェックはホッと胸をなで下ろした。

ホット・キー:ESP

90.(イエス:)ESPの鍵を呼び求めなさい。そうすればわたしの超感覚的な知覚パワーがあなたを助け、他の人に下っているわが塗油が見えるようになる。ESPの鍵を要求するなら、あなたの霊的・肉体的目が開かれ、他の人の資質や技能が見えるようになる。彼らが受けた訓練、仕事をするための能力、あなたの不足を補う彼らの才能が明らかになるだろう。あなたは超感覚的な目で見るようになるばかりか、チームメイトを感謝することを学ぶようになる。そして、彼らの助けなしには仕事ができないことにもっと気づくようになる。

祈りの後押し

91.(祈り:)私たちがこれほど豊かに祝福されていることを感謝します。あなたが日々私たちに授けておられるたくさんの祝福のように、あなたを賛美し、感謝すべきことがとてもたくさんあるばかりか、他の人たちを感謝し、高く評価すべきこともとてもたくさんあります。私たちには、信頼でき、頼りにでき、共により良い弟子に成長できる兄弟姉妹がいます。私たちは、誠実で、あなたを愛し、私たちにずるいことをしたりだましたりしないとわかっている人たちと共に暮らしています。誰を信頼したらいいかわからないこの世の人たちと違って、私たちはとても祝福されています。

92.私たちの兄弟姉妹は愛情深く親切で、犠牲的で、喜んで与えてくれ、忠実で、忠誠で、よく働き、献身的などなどです。ファミリー内では、素晴らしいクックやプロのティーチャーや子供を世話する人、塗油された運転手、熟練したハンディーマン、有能なオフィス・ワーカー、驚異的なシェパード、外向的な証し人、頭脳明晰なビジネスマンとビジネスウーマン、芸術的な室内装飾家、その他たくさんの人たちがいます! 私たちには感謝し合えるものがとてもたくさんあります。ですから、最愛のイエスよ、もっと感謝し合えるよう助けて下さい。

93.一緒に暮らす人たちの中に良き資質を見る鋭い目を与えて下さい。ネガティブな面より、ポジティブな面にもっと焦点を合わせられますように。表面に表れるものを見越して、もっと深い見方ができますように。何かに気づいたら、プライドが高すぎたり、怠慢すぎて、何かを言ったり感謝の気持ちを表したりできないことがないよう、助けて下さい。一緒に住み、働いている人たちに心からの感謝を惜しみなくたっぷりあげるのを妨げているものが何であれ、それを克服できますように。

94.ESPの鍵を呼び求めます。あなたはその鍵が、他の人たちの良い所を見、もっと彼らを感謝することを学ぶ超感覚的な知覚パワーを与えると約束されました。この面での助けのためにあなたが与えて下さるどんなスピリット・ヘルパーをも呼び求めます。愛のエレキサーを送って、他の人たちへの積極的な愛と気遣い、また毎日チームメイトたちの中に見る良い点を言葉に表したいという願いを与えて下さい。プライドやレサジー、また積極的に感謝する者になるのを妨げるどんなものをも叱責します。

95.鍵の力によって、私たちのホームが感謝の霊にあふれ始めるよう要求します。私たちは、ホームが愛と親切な思いと言葉、行動で満たされてほしいです。ですから、どうか私たちが新しく造られた者となり、感謝革命を起こすために自分の分を果たせるよう、一人一人を変えて下さい。

短い格言

感謝はコーヒーのよう。あなたを活気づけ、霊感し、行動に駆り立てる。

人に意欲を与える者となりたいなら、まず感謝する者になるべきだ。

酸素に取って代わるものがないのと同様、優しい言葉に取って代わるものはない。

感謝は呼吸のよう。-それは必要不可欠なのだ。

あなたの人生に他の人たちを引き入れたいなら、まず彼らを招待しなければならない。つまり、感謝だ。

ホームという「花」が開花することを望むなら、感謝という「水」をたっぷりやりなさい。

決して周りの人たちの驚くべきユニークさに慣れっこになってはいけない。周りの人一人一人の性質や才能を大切にし、それを最大限に生かすのを助けることで、あなたは自分自身の人生を豊かにする。

こんな言葉がある。「彼女に美しいと言いなさい。そうすれば彼女は美しくなるだろう。」 さて、それを当てはめなさい!

感謝はそれを受ける人に益を与えるだけでなく、与える人をも高める。

感謝を心臓の鼓動のように、無意識にしなさい。

*******

バラエティー

要点

96.(ママ:)勝利チームは、ホームに色々な人がいることは障害ではなく、強みであると知っています。彼らは、性格、年齢、既婚か未婚、国籍、好き嫌い、その他一人一人を独特な存在にしている要素を、重荷ではなく、祝福としてとらえます。彼らは、主は理由があってホームにバラエティーを添えられたのだと気づいており、それが勝者になるのを助けていると知っています。ファミリーは若い人や年長の人、弱い人や強い人で成り立っていますが、私たちは皆、運命を共にしているのです。

97.勝利ホームのメンバーは、違いがあればこそ、楽しく、バランスの取れた、ユニークなホームになると知っており、他の人たちの違いを喜んで受け入れます。彼らは自分たちと異なる弟子たちと暮らすことがどれほど祝福であるかに気づいています。皆が同じだったら人生は退屈だろうからです。彼らは共にうまく働き、各自の独自さを感謝し、ぴったり組み合わさってイエスが十二分に使える強いチームを作ります。

勝利チームへの助言

バラエティーはバランスの取れたチームを作る

98.(ママ:)勝利チームが色々と異なる性格、異なる賜物や才能で成り立っていることは大切です。それでバランスの取れたチームができるのです。これは悪いことではなく、良いことです。

99.私たちは、性格や年齢、背景、既婚か未婚かなどの違いを障害と見ることから抜け出る必要があります。違いを、実際その通りである素晴らしい祝福として見なければなりません。タペストリーがすべて同じ色の糸でできているのではないように、バランスの取れたホームも同じタイプの人たちでできているのではありません。美しい絵ができるには色々なタイプが必要なのです。

100.最善のホームとは、バラエティーに満ちたホームです。それには若者、年長の人、子供、夫婦、シングル、男性、女性が含まれます。あなたが主にバラエティーに富んだ材料を与えるなら、主はあなたのホームから傑作を作り出すことができます。

101.(イエス:)世界で偉大なことを成し遂げ、わたしのために偉大なことを成し遂げた多くの人たちは、必ずしも自分の人格が偉大だと思わなかったし、周りの人もそうは思わなかった。事実、多くの偉人は少々変人で、風変わり、若すぎる、年を取りすぎている、急進的すぎるなどと思われていた。型にはまらないことがよくあったが、それでも才能があり、熟練しており、取りかかった仕事を達成した。

102.わたしはこの世界にじつに様々な性格を持った人を造った。そして、わが意志を行うためにあらゆる種類の人たちを使う。中には風変わりな性格の人もいるし、あなた好みのタイプの性格ではない人もいるかもしれない。もしかしたらその人は大胆すぎるか、恥ずかしがり屋過ぎる、あるいは感傷的すぎるか、深刻すぎるかもしれない。だが、彼らはわたしを愛し、わたしに人生を捧げたゆえに、わたしは彼らを大いに使うだろう。

103.その人の性格に基づいて誰と働くかを決めてはいけない。それはわたしが誰を塗油しているかを判断する上で、非常にお粗末な方法だ。祈り深くなったり、思慮深くなったり、霊に導かれたり、献身したり、基準を維持するための能力に関しては、性格はさほど重要ではない。性格を見越して、その人に下っているわが塗油を見なさい。良いホーム・メンバーになるための可能性を見なさい。

104.わたしが歴史上最も風変わりな何人かの人を塗油して偉大なことをさせたのを覚えていなさい。性格だけに基づいて誰かを拒むなら、ホームの非常に貴重な人を逃すことになるかもしれない。すると他のホームがその人の貢献から益や祝福を受けることになる。たとえわたしが言った偉人の場合のように明らかに「偉大」なものでなくても、誰にでも何か提供できるものがある。偉大になり、わが意志の中央にいるためには偉大なことをしなければならないとは限らない。

105.だから、その人がどうあるべきかや、どう行動すべきかというあなたの考えに基づいて人々を判断してはいけない。各自が独特だ。わたしは変わった癖なども含め、そのように造った。そして、覚えておきなさい。あなたにも、ホームのすべての人が我慢しなくてはならない変わった癖がある。性格の違いは良い理由があって存在する。それは、すべての仕事をするために、バラエティーや色々なアイデアや状況の見方、問題に対する様々なアプローチ、色々な興味の対象、色々な才能を提供するためなのだ。

106.ホームの誰もがすっかり同じで、同じ性格を持っていたとしたら、とても単調になってしまうだろう。各自がホームにもたらす趣やバラエティー、新しさがないなら、退屈さすれすれになる。時として、とても風変わりな性格の人が、他の人の人生に最も大きな違いをもたらすこともある。彼らは、わたしなしには無であると知っていて、わたしに頼り、わたしにすべての栄光を与えるので、わたしの愛について最も永続する印象を人々に残すのだ。

107.若者が一番たくさん物事を成し遂げると考えて、若者だけのホームにしようと制限してはいけない。そうするなら、年長の世代の知恵や成熟さを逃してしまう。やり手タイプでないとトップに手を差し伸べ、証しし、資金調達するだけ大胆でないと考えて、チームをそれだけに制限してはいけない。そうするなら、より内気なタイプの人の、質の高く深みのあるアイデアを逃してしまう。

108.バランスの取れたチームにするには、年齢や性格にバラエティーが必要だ。その人独自の才能や技能で貢献する人たちが必要だ。だから、ホームに加わる人を選ぶ時には、その人の心、愛、献身、どれだけ喜んで学び、他の人と共に働こうとするかを見なさい。

貢献度で人を測らない

109.(ママ:)愛するファミリー、何をするにせよ、ホーム・メンバーの価値をその貢献度で計ってはいけません。例えば、年齢が高くなってきて、以前ほど多くの荷を負えないファミリー・メンバーが大勢います。また、シングルの親たちもいます。肉の目で見ると彼らはホームにとって助けというよりもっと仕事を増やします。特に彼らにたくさんの子供がいる場合はそうです。また子供たち自身、自分たちで負う荷よりも、造り出す荷の方が大きいのです。

110.肉の目で見ているなら、体が元気で重い荷を負えそうな人でないとホームに招きたくないと思うでしょう。でも、それは絶対に主の方法ではありません。主はあなたにもっと深い所を見てほしいのです。あのシングルの親、あるいはあの大家族、患いと戦っているあのFGAを大手で受け入れるならば得られる素晴らしい恩恵を見てほしいのです。

111.主は、その人の肉体面での貢献よりももっと奥を、霊の物事を見てほしいのです。その人がホームもたらす長所やバランスや、FGAの分別や祈り深さ、子供がもたらす生命や楽しみや活気によって、あなたの人生やホームが得られる祝福をです。あるいは、自分たちよりも他の人たちの必要を優先することによって、ホームは余分の祝福を受け取るかもしれません。

112.(イエス:)わたしは今のこの機会を用いて、心痛の種となっていることを幾つか取り上げたい。しばしばホームの人員は、彼らがどれだけホームに貢献できるか、サポートを得られるかによって判断され、レッテルを貼られる。わたしを愛していてわたしに仕えたいと思っている人と見るのではなく、日用品のように見なされ、どれだけ資金をもたらせるかによって判断する。

113.年を取って衰えてきたFGAや、慢性的な病気を持っている人たち、シングルの親たち、大家族、障害児を持つ家族などの場合、特にこれが顕著だ。このような人たちは多くの場合、プラスというよりはマイナスとして見られる。色々な理由から、健康な人や若い人、シングルの人や子供の少ない若い夫婦ほど肉体的に貢献できないからだ。だが愛する人たちよ、ファミリーはシングルや子供の少ない夫婦だけで成り立っているのではない。

114.わたしの花嫁すべてには、自分の望む範囲でわたしに仕えられる場所がある。だがそれをうまくいかせるには、他の人たちの方で犠牲を払うことになる。わたしは犠牲を祝福することをわが言葉やその他の色々な手段で何度も告げた。その人はおそらく病気で余分の世話が必要で、毎日街頭に出てアクティベーテッドを出したり、サポートを得たりすることはできないかもしれない。だが、祈りの戦士となり、プロビジョンの電話をかけ、手紙を通して羊の世話をすることはできる。

115.そのシングルの母親はホームに留まって自分の子供たちを教え、訓練しなければならないかもしれない。だが、彼女は子供たちとその将来に投資をしている。やがて彼らは成長し、その投資ゆえにわたしの弟子となるだろう。このシングルの母親は毎日外に出て証しをし、資金を集めることはできないかもしれないが、彼女の子供たちの人なつこいほほえみや心のこもったハグは羊の心を勝ち取り、彼らの心に、あなたがたの仕事に寄付し、それをサポートしたいという気を起こさせる。そのFGAは余分な休息や特別な食事が必要かもしれないが、その人にはわたしに長年仕えた事から得られた知恵と知識があり、決断を下す時の良き相談相手、ガイドとなってくれるだろう。

116.同様に、ホームに余分の世話を必要とする人や、他の人ほど完全に荷を引けない人がいることは、同情心を持ち、理解と憐れみと愛と利他的な心を持つこと、他の人のために一層の努力をすることを教えてくれる。それはまた、その人が十分な荷を負えない事への埋め合わせ、あるいは彼らの特別な必要を供給する上で必要な奇跡を起こすための道を開く。他の人たちは多少余分の荷を負わなければならなくなるが、わたしはその犠牲にとても喜んでおり、それによってわたしは彼らの上に、また彼らのホームの上により多くの祝福を注ぐようになる。

117.誰もが何か貢献できるものを持っている。わたしの花嫁たちは、自分のメイトたちがホームのために肉体的、物質的にどれだけ貢献できるかで彼らを見ることをやめ、彼らが貢献できる他のもの、特に霊的な貢献もプラスとして見始める必要がある。ホームがどれだけ良くやっているかは、必ずしも実際面だけで判断できない。あなたのホームは大きくて立派な家に住み、羊がたくさんいて、アクティベーテッド・シャイナーであり、プロビジョンのコンタクトもたくさんあり、1ヶ月分の資金的クッションがあるのかもしれない。だが、弱い人たちや、余分の世話や助けや関心を必要とする人たちを鼻であしらったり、困っている人たちに豊かさを分け合う事を拒んだり、部屋に余裕があるのに余分の世話や関心を必要とする人たちを受け入れたがらないのなら、あなたはエリコへの道に倒れていた哀れな人の横を通り過ぎっていった祭司やレビ人と何ら変わるところがない。(ルカ 10:30-37)

118.わがファミリーの一人一人がわたしにとって貴重であり、必要とされている。だが残念なことに、喜んで自分と共に働いてくれる人たちを見つけられなかったことで多くの人たちが落胆し、挫折を味わい、孤独を感じながら出て行った。「勝利チーム」とは、強く、丈夫で、エネルギッシュで、何の問題も持たない人たちばかりの集まりではない。勝利チームとは、共に働く人たちから成る。愛情深く、喜んで与え、委ね、憐れみ深く、親切で、心が優しく、利他的で、犠牲的な人たちだ。

119.あなたはわたしとわが意思に従っているだろうか? 一歩ごとにわたしから聞き、わたしが望むチームとなるために喜んで与え、犠牲を払っているだろうか? あるいは、あなたの興味はただお金、スタッツ、快適さ、便利さだけにしかないのか? どうだろう? 選択をするのはあなただ!

バラエティーは楽しい

120.(ママ:)ありとあらゆる性格の人がいるので、ホーム内には乗り越えるべき障害が間違いなくあります。互いのことを知り、その人の行動の背後にある理由を理解し、他の人たちと共に働く方法を学ぶ必要があります。そして、こじれを解消しようとすると、時には摩擦も生じるかもしれません。でも、全体像からすると取るに足らないそういった問題を脇に置くなら、バラエティーがあるというのはとても楽しいこととなり得ます!

121.当然、敬神的な範囲内でのことですが、ホーム内の個性やバラエティーを尊重する雰囲気を推進するなら、ものすごく楽しいかもしれません。一緒に住んでいる人たちを、あなたと同じように考え、同じように行動し、全てのことであなたに同意させようとすることで、人はそれぞれ異なるという事実に抵抗しているなら、それはとんでもない失敗です。でも、人はそれぞれ異なり、考え方も好みも異なることに気づき、ホームの人たち全員の個性を受け入れるなら、あなたはみんな一緒にいることをものすごく楽しむことができるようになります。

122.ホームの他の人たちの火やアイデアや霊感がとてつもなく奇抜に思えても、それらをもみ消してはいけません。主の御心の範囲であれば、ホームにそのようなバラエティーがあることは主の計画の一部なのです。ホームにそのようなバラエティーがあり、それを楽しむことの一番良い点利益、楽しみとは、人々が気兼ねせずに自分らしくなることができ、型にはめられていない時には、もっと幸せに感じるという点です。それによって、ホーム全体がもっと幸せになるのです。

123.(イエス:)違いがより顕著な人もいるが、人は皆それぞれ違いや変わったところがある。全員を同じくし、同じ型や枠にはめる事がゴールなのではない。正しいゴールとは、霊的に進歩し前進しつつも、互いに互いのありのままを愛し受け入れることを学び、わたしの計画を達成するために互いに結び合わされる方法を見いだすことだ。だが、もちろんわたしが言っているのは愛や受け入れられることにふさわしい個性であって、深刻な霊的問題や委ねていないことや悪魔の攻撃のことではない。

124.自分も含め、チームの一人一人のことを美しい絵のパズルのピースだと思ってみなさい。適切なピース同士が正しい接合部で正しく連なり、正しく組み合わされているなら、絵全体が完成する。

違いに取り組む

125.(ママ:)さて、これまでのメッセージを読んで、きっとあなたはホーム内にバラエティーがあることの必要性と、それが良いことであるというのは納得したでしょう。でも、自分の神経を逆なでする人(または少数の人たち)についてはどうなのだろうと思っているかもしれません。性格が合わないか、年齢が上であれ下であれとても離れていて相手を理解できないか、相手が異性で全く不可解なのか、国籍が異なり言語が違って、それがあなたにとって難しく、色々な理由でその人のことを少し変だと思うのかもしれません。そして誰が知りましょうか、相手もあなたのことをそう思っているかもしれません!

126.人には色々な背景や性格、さらにはその人をユニークにし、さらには時としてうまくやっていくのを難しくする特異な性格やその他のものがあり、一人一人が異なります。でも、人々を理解し共に働くための鍵は、自分が物事をどう見るべきかを主に尋ねることです。こう尋ねましょう:「その人の個性や特徴を、私はどう見るべきですか?」 時々それは、主がその人を主や他の人の前で謙虚にするために主が与えられた一つの弱さであることがあります。また、あなたを謙虚な状態に保つためでもある場合もあります。あなたは愛しやすい人を愛しているだけではないからです。愛をもって他の人に手を差し伸べるのは謙遜にさせられます。また、忍耐や理解を持つことの教訓を教えるためである場合もあります。

127.主は、私たちの長所や持って生まれた性格とバランスを取らせるために与えられた弱点があるにもかかわらず、花嫁である私たちみんなを愛してくれます。ですから、ホームのある人に、年取っているか若いからか、その理由は何であれ、あなたの気に障る弱点や特徴があるとしても、その人のことで主を賛美する事が大切です。というのも、彼らが完璧だったら一緒に住むのはもっとずっと難しかったでしょう。それに、彼らもあなたに我慢していることを知りましょう。あなたは彼らとも違うのですから、彼らもあなたと一緒に住むのが難しいと思っているかもしれません。

128.主と同じ愛と理解と忍耐でもって、主のような見方で他の人を見るようになりましょう。その人も、あるいは他の人も、あなたと住み、あなたの全ての奇癖や問題や相違に我慢して暮らすことによって、たくさんの愛と理解と忍耐を表しているのかもしれません。ですから、主がそのような状況を使ってあなたが主に近くなり、他の人を理解し、柔軟になれるようにしてくれていることで、主に感謝しましょう。

129.あなたから見て変だと思う人や、自分の性格とは正反対だと思える人、全く理解できないか好きになれない人と暮らすこともあるでしょう。それでもあなたはその人を愛し、受け入れる事を学ぶ必要があります。彼らはあなたの勝利チームの一員であり、ホームに対する彼らの貢献が勝利チームを作るのです。主は彼らを愛し、受け入れられました。だからあなたもそうすべきです。あなたが一緒に住む人たちを受け入れ、理解する態度を示し、彼らの個性や相違点を認める態度を示し、そしてそれに関係なく彼らを進んで愛し、寛容でいるなら、あなたはもっとイエスのようになっているのです。

130.(イエス:)すべての人は、そしてあなたでさえ、それぞれ異なるということを覚えておくと助けになる。あなたにとって、他の人よりもずいぶん違うように思える人や、性格や過去、年齢、背景によってうまくやっていくのがより難しい人もいるだろう。これはあなたの忍耐のテストであって、あなたは彼らが理解しやすく働きやすい人になったらいいのにと思うかもしれないが、そういう人たちはあなたを謙虚にし、自分の目に高ぶらない状態に保ってくれることを覚えていなさい。あなたにとって、共に住み、共に働くのが難しい人たちは、わたしとわたしの愛が必要であることを思い起こさせるので、あなたを謙遜にする。あなたの内には十分な愛はない。あなた自身の愛では十分ではない。

131.ホームの誰かにあなたと違うところがあるというだけでその人が突飛で風変わりと思うなら、わたしが地上にいた時にわたし自身そういう類の人たちを選んだことを覚えておきなさい。ペテロはせっかちで突飛な行動をする人だった。「雷の子」と呼んだヤコブとヨハネは気短で腹を立てることがあった。マグダラのマリヤは肉的だった。トマスは疑い深い性質だったし、ユダは物質主義的だった。わたしの父が重要な仕事のために召した預言者の多くは、突飛で風変わりだと思われた人たちだった。

132.わたしがあなたのホームに、その人の特有の性格や、あなたと異なる点や、その人を他の人たちほど理解できないことが理由で、何を考えているかわからないとか、理解できないと思う人を置いたとしたら、わたしは彼らのことを完璧に理解していることを忘れてはならない。彼らはあなた同様にわたしを愛し、わたしの意思と召しに身を捧げている。彼らの動機はわたしへの愛であり、それが良い時も悪い時も彼らを進ませる力となっている。わたしを喜ばせたいという願いが彼らの霊感を保ち、懸命に働く原動力となっている。

133.あなたが誰かの性格を多少変だと思うだけで、その人があなたや他の皆と同じ戦いを戦わなくてすむということはない。彼らはそれでも、わたしの前で祈りの内に必死になり、スピリット・ヘルパーを呼び求め、戦いを戦うのを助ける鍵の力を呼び求めなければならない。彼らは日々の生活において悪魔の攻撃を受け、霊的戦いを戦っている。場合によっては、あなたから変だとか変わっていると思われていると考えたり、あなたに嫌われていると思ったりすることで、なおさらその戦いは激しく困難になる。人はそれを感じ取るのだ。悪魔による典型的な攻撃と闘わなくてはならないばかりか、あなたがその人を仲間はずれにされたと思わせたことで、彼らは個人的な戦いを戦わなくてはならない。

134.愛と理解は、好きな人や一緒に働きやすい人だけのためではない。愛情深くなり、理解しようとあなたが選んだ人たちのためだけに取っておくものではない。特に好きでもなく、理解できない人たちのためには、愛と理解の鍵がさらに大切になる。ホームの誰かが、あなたをいら立たせるような性質を持っているなら、それを無視しようとしたり、見て見ぬふりしようとしたりしてはいけない。その人とより良い関係を築くための鍵をわたしに求めなさい。間に壁を築いてはいけない。それは互いの良い関係を阻害し、ホームの実り豊かさの障害となる。人の性格を理解するのは不可能ではなく、年齢、性別、背景、その他の障壁は、乗り越えられないものではない。必要な愛や理解をわたしに求めるなら、わたしはそれらを与える。

135.一歩ごとに、わたしにカウンセルを求めてきなさい。そうすればわたしはどのように人々と交わるべきかを正確に示そう。あなたがたが互いに理解するのを助けるために必要なコミュニケーションの秘訣を具体的に示そう。ホーム・シェパードと話し、さらなるインプットやカウンセルをもらいなさい。人を目の上のたんこぶのように見る誘惑を拒みなさい。「彼らさえいなければ万事順調になるのに」と考えてはならない。あの人やこの人は重荷であり、負担だと思わせようとする悪魔の歪曲を拒みなさい。わたしがこの状況が起こるのを許し、その人がいることを許したのであり、それはあなたがわたしの望む人になり、そう訓練するためであることを忘れてはならない。

136.あなたのホームにいる人はすべて、わたしの花嫁だ。その人が幾つかの面で少し変わっていると思ったとしても、彼らの犠牲、戦いの傷、わたしへの愛は、わたしの目に非常に貴い。必要な愛をわたしに求めなさい。塗油と理解と鍵を呼び求めなさい。そして、一緒にいるのが難しい人たちを信仰の目を通して見るのに必要な全てのものの鍵を呼び求めなさい。彼らの賜物や才能を十分に感謝し、彼らを感謝する助けとなるポジティブさの鍵を呼ばわりなさい。あなたの信仰を枯渇させ、信仰の霊で歩み、全ての人が受けるにふさわしい尊敬と愛と理解によって扱うことによって得られる祝福を取り去るのみである、悪魔の否定的な歪曲に抵抗しなさい。

長所と短所の目的

137.(ママ:)今主が言われたように、「あの人やこの人は重荷であり、負担だと思わせようとする悪魔の歪曲に抵抗する」ことは非常に重要です。私たちは、人の短所を見て重荷だとか負担ではないかとか思うことがあります。でも、皆が同じ長所しか持っていなかったら、それほど効果的なホームにはならないことを覚えておくことは大切です。長所や短所が同じような人ばかりが集まったホームを作ることは、長い目で見ると、益となるより弊害の方が大きいでしょう。

138.(イエス:)バランスの良く取れたホームとは、皆同じような考え方をする人たち、あるいは同じ長所と短所を持つ人たち、または似たような反応をする人たちを集めることでできるのではない。あなたは、衝突や問題があまりないので、程よい団結を保つ効果的なホームだと思うかもしれない。だが、ただチーム・メンバーが皆似たり寄ったりであるからというだけで、必ずしもバランスの取れたホームとは言えず、バラエティーに富む個性を持った人たちと共に住み、働くことによって形成される深い種類の団結を逃してしまうかもしれない。

139.これは結婚に似ている。わたしが似たような男女を一緒にすることがあったとしても、それはまれだ。かえって、多くの面で正反対の者同士を夫婦にする場合が多い。わたしは、夫婦が互いに長所を生かし合うようにそうする。妻が夫より預言の賜物に優れていれば、わたしは妻を使って夫の賜物を励ます。妻よりも夫の方が物腰柔らかで押しつけがましくないのであれば、わたしは夫の謙遜さという長所を使って、妻の成長と変化と進歩を促す。

140.ホームにも同じ事がいえる。わたしは、あなたが様々な長所と短所を持つ人たちと共に働くことを許し、それを奨励さえする。わたしがそうするのは、各自がチームメイトのために自分の長所を使えるようにするためだ。ゴールは、ある面で強い人が、押しつけがましい方法や強制的な方法ではなく、わが霊の内で、謙遜に愛情深く、チームメイトがその面で成長するよう励ますことだ。

141.何か長所があるなら、その事で他の人たちにいばり散らすのではなく、身を低くして彼らを立て、彼らの必要な支えとなるべきだ。あなたは自分の能力や強さを、相手が一歩を踏み出し成長する信仰を持てるよう励ます道具として見なす必要がある。そして、他の人たちの長所に気づいたなら、自分はその面でそれほど強くないからといって反感を抱くのではなく、そこから学び、何かを得るべきだ。自分の人生を向上させるために他の人たちの長所から引き出すことを学びなさい。

142.人が持つ短所や欠点は負担や重荷ではない。弱い面は強さともなりうる。それらはチャレンジとして見なされるべきだ。だから、誰かに弱点があるからといってホームから去らせたり、さらには自分たちの勝利チームに来ることを考慮しないのはだめだ。その弱点も、愛情深いシェパディングが与えられ、そして互いにこき下ろすのではなく、引き上げ、愛と謙虚さの内に共に住み、働くことによって、やがて最大の強みになることもある。

143.誰にでも弱点はある。長所もある。だがそれを与えたのは、それであなたが誇り、高ぶり、同じ強さを持っていない他の人たちを見下すためではない。わたしがそれを与えたのは、あなたがそれを使って、謙虚に愛情深く彼らを支えられるようにするためだ。わたしはあなたの長所が、彼らを無能だとか不適格者だとか思わせるのではなく、彼らを引き上げるものになるよう望んでいる。

144.あなたの持つ全ての強みには、他の人たちやチームの益となるようにという目的がある。全ての弱点は、わたしとわたしの力強い鍵により頼み、他の人からの支えや助けを引き出すことによって、強みとなりうる。

自分の好みを人に強いてはならない

145.(ママ:)御言葉のガイドラインの範囲内において、ホーム・メンバーが個性を発揮できることが、彼らの幸福にとって非常に重要です。それと同じく重要なのは、皆が個人的な事柄に関して自分の信仰に従って行動できることです。一方、あなたの個人的な好き嫌いや、好み、やり方を人に押しつけるのは、良い方法ではありません。それらはホームに分裂と不満と悲しみをもたらすだけです。

146.たとえば、よくレクリエーションの好みの違いにそういうことが起こります。言うまでもなく、レクリエーションの好みは人によって違います。野外で時間を過ごすのが好きな人もいれば、寝るのが好きな人もいます。料理して食べるのが好きな人もいれば、仲間同士でくつろぐのが好きな人もいます。映画を観たり、本を読んだりするのが好きな人もいます。たまたまあなたが休みの時にハイキングに行くのが好きだというだけで、他の皆を自分の好みに変えようとしたり、眠りたい人を怠け者といって非難すべきではありません。

147.あるいは、自分はコンピューター・ゲームをしないからというだけで、ホームの誰かが休みの時にコンピューター・ゲームをするのを悪く言ってはいけません。御言葉のガイドラインの範囲内でしているのなら、この種のバラエティーを好んで行うのは構わないことです。自分のとは違うからといって、人のお気に入りや好き嫌いややり方を軽蔑してはいけません。人の好き嫌いは、娯楽、食べ物、楽しみ、服装など、色々な面においてかなりまちまちです。その人のしている事が御言葉に沿っており、ホームとして決めた基準やガイドラインの範囲内である限り、それは構わないのです。

148.人を自分の「型」にはめようとしてはいけません。自分の考え方を人に押しつけようとせずに、他の人たちとその好みをありのまま受け入れましょう。

149.(イエス:)好みや物事のやり方、服装、楽しみのためにする事などに関しては、わたしは非常に大きな余地を与えている。わたしは人を強制的に型にはめないので、あなたもそのような罪を犯してはいけない。わたしはあなたにあなたの好みを与え、好きな事、好きなやり方を与えた。同時に他の人たちにも、それぞれの好みや、好きな事、好きなやり方の好みを与えた。わたしはそのように人を造った。つまり、それぞれ違うふうに!

150.独善的になって、自分の好みが最善であるとか、自分のやり方が最善であるとか、楽しみのためにあなたが選ぶ物事の方が他の誰かが選ぶものよりずっと健全だとか思ってはいけない。もしかしたら、あなたにとってはそれが最善かもしれないが、他の人にはそうでないかもしれない。だから、わたしが彼らの心の願いを与え、彼らがする事についてわたしが語りかけていると信頼しなさい。彼らのする事がわたしの言葉や憲章に反していない限り、口を閉じておきなさい。違いを受け入れなさい! それを喜びなさい。仲間であるホームの他のメンバーたちの好みについて、あなた自身が同じように感じる事がないとしても、それを支えてあげなさい。

151.視野を少し広げなさい。あまりあなたの好みではなくても、他の人が楽しむ事柄は山ほどあることに気づきなさい。しかし、すべての人が異なり、同じ人は二人としていないこと、それが人生の楽しみなんだ。わたしはバラエティーを好む。だから、あなたも楽しんでほしい。他の人たちのユニークさを感謝しなさい。類似点や相違点があることで、わたしを賛美しなさい。しかし何をするにせよ、自分の好み、あるいは自分がそうあるべきだと思うやり方を人に押しつけてはならない。本当だ、それはわたしの意思ではなく、誰のことも幸せにしない。

さらにバラエティーについて

152.(ママ:)この主題に関する最後のメッセージとして、またもう少しバラエティーを加えるために、ここにバラエティーに関して、私たちの夫、主から興味深いメッセージを少し紹介しましょう。ハ! イエス様、バラエティーとそれがもたらすすべての益を感謝します!

153.(イエス:)人生にはバラエティーがとてもたくさんあり、それが人生を面白くする。虹には色々な色がある。季節にもバラエティーがある。わたしが造った果物や野菜には種類がたくさんある。肌の色、目の色、髪の毛の色もバラエティー豊かだ。国籍も数々ある。国々やその気候もバラエティーがある。あなたが楽しみ、心を喜ばせる物事も多種多様だ。

154.バラエティーはあなたを幸せにする。バラエティーこそ人生だ。バラエティーはクールだ。バラエティーがあると、単調さ、退屈さ、平凡さはなくなる。バラエティーは物事をひっくり返す。バラエティーは老化と硬化を防ぐ。あなたを霊の内で若く保つ。あなたを革命的に保つ。バラエティーは人類の必要だ。わたしは理由があってバラエティーを創造した。

155.バラエティーは、ホームをより良い場所、より幸福でもっとバランスの取れた場所にするのを助ける。だから、あらゆる形のバラエティーを喜んで取り入れなさい。人員、好み、年齢層、国籍、霊的素質、才能や賜物、その他様々なバラエティーを。そうすれば、あなたのホームは、彩り鮮やかで、生き生きとし、楽しく、色々な事が起こり、並はずれたホームとなる。そして最も大切な事に、ホームはわたしの奉仕においてもっと実り豊かで成功するようになるだろう。

156.(質問:)主はこのGNでバラエティーの益のことをたくさん言っています。それは素晴らしいのですが、少し質問があります。「ホーム内にそれほどのバラエティーがない場合はどうでしょう? 私たちはもうダメなのですか?」

157.(イエス:)時々、わたしはあなたがたをあまりバラエティーのない状態に置くことがある。もしかしたら、あなたのホームはおもにFGAか、若者、あるいは子供がいない、あるいは国籍が皆同じなのかもしれない。だからといって、ホームが成功しないという意味ではない。わたしの意思の内にいるなら、あなたがたは成功するだろうし、わたしは他の面でバラエティーを持てるように助けることができる。

158.しかし、覚えておくべきなのは、普通人員については、可能な時にはホーム内にバラエティーを持たせるのがわたしの意思であるということだ。そして、そのようなバラエティーが持てるのに、ホームに若者を招きたくないとか、子供は来てほしくないとか、年配の人は来てほしくないとか、利己的で、わだちにはまっているか、変化を恐れているなどの理由でそれを望まないのであれば、あなたがたは本来なれるはずの最善のホームにはなれないだろう。たくさんの祝福とバラエティーの活気を逃すことになる。

話し合い: 任意の話し合いの質問

・人員のバラエティーに関して、あなたのホームのバランスはどうだと思いますか? 何かの面で欠けるところがあると思いますか? たとえば、ホームに子供がほとんど、あるいは全くいませんか? あるいは若者が少ないか、全くいませんか?

・人員がもっと必要かどうか話し合う。もしそうであれば、ホームを完成させ、十分なバラエティーと良いバランスをもたらすためにはどのような人員が必要かを話し合う。

・一見、実際面で大きな後押しにならないとか、その人を受け入れるなら仕事や犠牲が増えるように思えても、自分たちはホームに誰かを招くことにオープンかどうか話し合う。幾つかのシナリオを想定して話し合ってみよう。例えば、年配の人(例えば60代や70代)や体の弱い人たちが、それでもホームの祝福となる方法や、どういった面で貢献できるかについて話し合う。大家族や子供の多いシングルの親を持つことが、いかにホームの利益となるか話し合う。また、長期に渡る深刻なやまいを患っている人で愛と世話が必要な人について考えてみる。そのような人たちがホームに貢献できることを話し合うほか、他の人たちに心を開き、与えることで得られる霊的な祝福や利益についても話し合う。

賛美のアイデア: 任意の賛美のアイデア

・賛美のバリエーション:一人一人が、たくさんバラエティーやバリエーションがあることで好きな事を考える。それから、それを口に出さず、自分が好む事や、楽しむ事、感謝する幾つかの具体的バリエーションについて主に感謝します。創造力を働かせる。幾つか、簡単なトピックの例:食べ物(ただし、もっと具体的に料理名で、例えばピザのトッピング、スパイス、果物など)、花、女性の体つきのバラエティー、動物の仲間、色など。誰かがそのトピックを当てられるまで、できる限り数多くバラエティーを挙げて賛美する。(明らかに、トピックによっては簡単に当てられることもある。) 最初に当てた人が自分のトピックについて言い始める。例えば、主にピザのことで賛美している人は、誰かが「ピザ!」と言い当てるまで、チーズ、オリーブ、ハム、パイナップル(その他自分の好きなトッピング)などと感謝することを言っていく。

・年齢層の賛美:ホーム内の各年齢層のグループを挙げる。各グループごとに、ポップコーン・スタイルの賛美で、その年齢層にいる人たちのクールな所、つまりあなたの人生やホームに彼らがもたらしている祝福全てを賛美していく。

・謎の人物の賛美:全員がホーム・メンバーの名前を書いた紙を帽子から一枚選ぶ。誰を引いたかは秘密にしておく。最初に始める人が、引いた人の名前を言わず、その人について主に賛美する。例えば、「イエスよ、子供を世話し、訓練するという賜物を私の謎の人物に与えて下さってありがとう!」というように。皆はそれが誰かを当てる。これを次々に続けていく。

御言葉を「行う」: 「御言葉を行う者」となるための任意の実際的方法

・ホームが本来あるべきほど調和の取れたホームとなっていないか、もっと人員が必要だとしたら、ホームが必要とするバラエティーを添え、補足となるどのようなタイプの人をホームに招くべきかを主に祈り、具体的に尋ねる。それから、そのような人たちをどのように探すべきかを主に尋ねる。

・互いのことをより良く知り、ホームの人たちが好きなことの手がかりを集め、ホームのバラエティーを感謝するために、好き/嫌いゲームをする。(これは実際、パーティーでやると楽しいゲームです。特別な夕食の時にしてもおもしろいでしょう。) 皆に紙を渡す。各自、ものすごく好きなものを5つ、毛嫌いするものを5つずつ書く。このゲームを面白くするため、独特のことやホームの誰も知らないようなことを選んで書くようにする。書き終わったら、一人の人が全部の紙を集め、一枚ずつ読む。他の人たちはそれが誰の好き/嫌いか当てる。

・ホーム内の「バラエティー」について深く知り、感謝する。アクティビティー・イブニングの計画をする時間を取り、どのトピックになるかを事前にホームの人たちに知らせる。皆に、これに参加し、以下の質問に一つ答えて(あるいはそれについて話して)もらうようお願いする。「ファミリーで学んだ最大の教訓は何か?」 または、「どのようにして、自分の夫/妻/ボーイフレンド/ガールフレンドと一緒になったか?」 または、「『昔話』をして下さい」(FGAには、ファミリーにどのように出会ったか。SGAであれば、ファミリーで子どもの頃起きた特筆すべき話し)。誰でも話の種がたくさんあるだろうが、事前に準備することの益は、「皆やっている」という設定でないと話さない人もたくさんいるし、この方が気楽。事前に伝えておくと大きな助けになる。

逸話

作業場の片隅には、タイルやらガラスやら石やらが積み重なっている。ある日、作業場の主人はその山を眺めていて一つのアイデアを思いついた。『さて、モザイクの大作を作ってやろう。だが待てよ、色合いや模様が派手すぎるものもある。私のデザインを台無しにするだろう。』

彼は頭に思い描いたデザインに比べて、一見、妙で変だと思われる物、好ましくない物を取り除いた。やがて、自分の思い描くモザイクにぴったりだと思われる材料が揃った。落ち着いた灰色と茶色のものばかりだ。主人はせっせと、一つずつ部品をはめてモザイクを作り始めた。

数日後、彼はモザイクが何か味気ないのを見てがっかりした。ダイナミックな大作を夢見ていたのに、冴えない影が色の明暗と輝きを陰らせている。

それで彼は、鮮やかな色のタイルとガラスを見た。その上に陽光が降り注いでちらちらと明るくまたたいている。彼は叫んで言った。「なるほど、この色彩とバラエティーが足りなかったのだ! このモザイクを生き生きとさせるには、明るい色の物やバラエティーや模様をいれるべきなのだ。」

そこで注意深くモザイクを作り直した。模様付きのタイルを置く場所を空け、作品を彩るカラフルな部品をしかるべき場所に置いていった。ついに作品ができあがった。素朴な色合いと鮮やかな赤や青が調和し、強烈な色合いが地味な色合いの中にセンセーションを加える。程よい生気と落ち着いた美しさが調和したモザイクだ。バランスよく、全ての色合いが完全に溶け合っている。これこそまさに、傑作である!

ホット・キー:多様性

159.(イエス:)多様性の鍵を呼び求めなさい。そうすれば、ホームが強力な勝利チームになるのを助けるバラエティーを取り入れるのに必要なものを得るだろう。それはチーム・メンバーを通じて勝利する組み合わせを供給することかもしれないし、あるいはホームの全メンバーのチャレンジとするため、ゴールやプロジェクトにバラエティーを持たせることかもしれない。多様性の鍵は、ホームを霊的にかき立て、霊的賜物を発掘し続けるためのアイデアをもたらす。多様性の鍵を呼ばわるなら、あなたがたのチーム、ミニストリー、計画、ゴールにはバランスの取れた組み合わせがもたらされ、それは、あなたが各メンバーの必要を満たし、ホームとしてビジョンに到達するのを助けるだろう。

祈りの後押し

160.(祈り:)愛する夫、主よ、私たちの人生にバラエティーという祝福を与えられたことで、あなたをほめたたえます。あなたはバラエティーが大好きに違いありません。この世も天国もバラエティーで溢れているからです。あなたの創造物と、あなたのデザインの尽きないバラエティーを見、また天の世界と、そこで見いだすことになるものすごいバラエティー豊かな物事や、私たちが現在利用できるスピリット・ヘルパーのことを考えると、感謝の気持ちにあふれます。あなたには退屈な時などありません。あなたはいつだって、私たちが学び発見できる何か新しいことを用意しておられるからです。

161.私たちのホームにバラエティーがあることで、あなたのためにもっとバランスが取れたより良いチームになれることを感謝します。私たちが皆同じで、違いが何もなかったとしたら、人生はどんなに退屈だったでしょう! ですから、あなたがこんなにもバラエティー溢れる性格を造られたことの知恵ゆえに、あなたを賛美します。一人一人のユニークさが人生を面白くするのです。それは私たちのホームを楽しい場所、幸せな場所にします。イエス様、私たちがあなたの栄光のためにうまく溶け合わせられるのを助けて下さってありがとう。

162.違いが生み出す多様性ゆえに、互いの違いを感謝し、さらには違いを好きになれるように助けて下さい。イエス様、あなたのような見方ができますように。そして、私たちのやり方であれ、新しい人員を呼ぶことであれ、その他何であれ、私たちのホームをもっとバランスの取れたものとするためにできることが何かあるなら、どうか示して下さい。多様性の鍵の助けを呼び求めます。

163.イエス様、そして何よりも、あなたの助けが必要です。あなたの御霊のバラエティーが必要です。私たちをかき立てられた状態に保って下さい。生き生きした状態に保って下さい。わだちにはまったり、型にはまったりしませんように。新しく、異なり、ユニークなこと、さらにはクレイジーで突飛なものを願い求める革命的な花嫁に私たちを保って下さい。あなたのためのドン・キホーテになり、他の人たちのクレイジーな信仰やアイデアや好み、物事のやり方を尊重し、感謝できるようになれますように。

164.イエス様、あなたと一つになれることで、あなたを賛美します。私たちが皆異なっていて、異なった背景から来て、経歴も違い、異なる場所で育ったとしても、私たちはそれでも一つの肢体であり、あなたの花嫁です。私たちが男と女であり、若い者と年長の者であり、他にもここに挙げられないほどの違いがあるにもかかわらず、調和をもって働くのを助けて下さることを感謝します。私たちを勝利チームにして下さること、また、将来のために私たちを強め続けて下さることを感謝します。

短い格言

バラエティーと多様性は雨のよう。それらはあなたのホームを生き生きと、新鮮に保ち、変化と新しいアイデア、インスピレーションでもって、潤い、養われた状態に保つ。

ホームのメンバーは全員、全体を築くために貢献しているが、皆があまりに似たり寄ったりなら、「全体」が揃っていないことになる。

バランスは調和をもたらす。個人個人が互いのベストを引き出すために共に働くという調和を。

最も若い人から最も年長の人に至るまで、誰でも与えられる何か特別なものを持っている。

バラエティーは単に人生のスパイスではない。これは勝利チームのための欠かせない材料だ。

愛は様々な個性の内にある多くの違いを洗い流し、普通なら橋を架けられない溝に橋を架ける。

バラエティーは絵をもっときれいにし、食事をもっとおいしくし、勝利チームをもっと幸せにする。

その人がすることでその人を判断してはいけない。その人自身を愛しなさい。

活気あるホームはバラエティーで泡立っている。

バラエティーがないことは、フルカラーの人生ではなく、白黒の人生を生きているようなもの。

Art by Zeb